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モーニングティー
 こっちの学校にはモーニングティーというすばらしいシステムがある。言葉そのままで、10時半からの休み時間に、子どもたちはスナックやチップを食べ、ジュース(炭酸は禁止)を飲み、先生たちは職員室でコーヒー、紅茶を飲み、ちょっとしたクッキーなどを食べる。普段はクッキー2、3枚なのだがたまに、先生や保護者が家でケーキなんかを焼いてみんなに提供してくれる。これが朝のちょっとおなかが空いた時に出てくるので嬉しいのだ。
 太ってしまいそうだが、十ヶ月経って今のところ体重は変わっていない。
パーティー
 学年末、各クラスではパーティが行われた。クラスの中にお菓子や料理を持ち寄り、ゲームを楽しんだするのだ。中学年のクラスは合同でホールを使い、子どもたち全員が仮装して、仮装パーティを開いていた。学校という場でやるのが、どうやら特別に楽しいようだった。
卒業
 こっちの小学校には日本の小学校がするような卒業式はない。
 12月13日、Sportsmanship、Academic、Citizenship、Effortの四つの分野について各クラスから一人ずつ優秀だった子を選び表彰する会が開かれた。その中で六年生の子どもたちはマオリ(NZの原住民)のダンスや楽器の演奏を発表し、卒業証書も受け取る。そして六年生はこの後も12月の最後まで学校に通う。
 そして12月19日、この日が卒業生にとっては小学校での最後の日となり、私にとってもこの学校に通う最後の日だった。それを知っていた何人かの子はプレゼントを用意してくれていた。
 子どもたちが帰る時間、グラウンドで開かれた終了式の中で来年から他の学校に行ってしまう先生のための離任式があった。私は離任式は横から見ているつもりだったが、校長先生が離任される三人の先生の名前を呼び終えられると、他の先生たちや子どもたちから「ダイスケも今日で最後だ」という声があがった。他の三人の先生とともに子どもたちの前に立ったあの時何とあいさつをしたかははっきりと憶えていないが、一ヵ月半前に駆け込みでこの学校に来た自分を認めてくれたようで嬉しかった。
 一ヵ月半という短い期間だったが、楽しい毎日だった。まずいい子どもたちに助けられた。私が教室に顔を出すとすごく喜んでくれたし、慣れない生活が辛くて日本に帰りたかった気持ちもこの学校に通いだした頃からなくなった。来たばかりの頃より少しはましになった英語も、小さな400人の先生が教えてくれたものだった。
 子どもたちと別れた後、職員室ではクリスマスパーティが開かれた。私もSecret Santaからプレゼントをもらった。職員室にはその一週間くらい前からプレゼントを入れるための箱が置かれており、先生たちの誰か一人が私のためにプレゼントを入れておいてくれたのだ。
 手にしたプレゼントにはダイスケへとしか書かれておらず、誰からのプレゼントかは書かれていなかった。しかし、前からクリスマスパーティには絶対参加するようにと何度も声をかけてくれていた一人の先生からであることはなんとなくわかった。

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